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2007.06.28

おかしらのモバイル生活術:移り気なモバイル小僧|大西祥平(健康マネジメント研究科委員長)

モバイルには目がありませんが、以前最も気に入って使っていたものがあります。アップルコンピューターのNewtonというPDAでした。使う側の気持ちをそそる様々なギミックが詰め込まれていました。しかし、通信機能は優れたものではなく、世に出るのが早すぎたのかもしれません。ネットワーク時代に十分なものではなかったためか、使わなくなってしまいました。以来、多くのPDAを購入しては使わずの繰り返しでした。PDAは一見便利なように見えるのですが、何故か途中半端で結局紙ベースに戻ってしまいました。帯に短し襷に長し、だったのでしょう。

カプラを使ったモデムによるパソコン通信は、今を思えば気長な時代でした。待つしか無かったのですが・・・。通常の電話回線だと9,600ボーレートの速度で、1MBの量のファイルをやり取りするのに1時間以上かかっていました。今思えば隔世の感があります。

今や情報のやり取りは、いつどこでもモバイル機器を使えば簡単な時代になりました。しかし、私にとっては誠に落ち着かない毎日です。いつも追い立てられている感じがしてなりません。しかし使わざるを得ない。苦しいところです。

(掲載日:2007/06/28)

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