このたび環境情報学部教授 高汐一紀研究室の古谷優樹さん(大学院政策・メディア研究科修士1年:受賞当時)らの講演が一般社団法人電子情報通信学会クラウドネットワークロボット研究会の優秀講演賞を受賞しました。
電子情報通信学会クラウドネットワークロボット研究会(以下CNR研究会)は、ロボットやクラウドサービス、コミュニケーションメディア、それに伴う分野における諸課題に取り組む研究者および実務者のためのコミュニティです。
「CNR研究会優秀講演賞」は毎年4月1日より翌年3月31日までに開催されたCNR研究会が主催・共催等する研究会、ワークショップ等において優秀な講演を行った者が表彰されます。
「モダリティと対話者間関係性が共通基盤構築過程に与える影響の分析」
古谷優樹(政策・メディア研究科修士1年)
古谷優樹さんのコメント
この度、受賞した研究は、ビデオチャット上での対話の進行具合と対話者間の社会的関係性やモダリティ(テキスト、音声、映像などの情報のチャネル)の関係性を調査したものです。ビデオチャットのビデオをオンにして友人同士で行う会話とビデオをオフにして友人や初対面同士で行う会話は最終的に帰結する結果は一緒でも、異なる過程をたどるということをコーパス資料の収集実験・分析から明らかにしました。受賞に際し、共同研究先であるNTT 人間情報研究所の皆様、実験協力者の皆様、CNR研究会の皆様、高汐一紀研究室の方々に感謝申し上げます。私は、SFCで学部2年生の時から遠隔コミュニケーションやテレプレゼンス技術について研究をしており、遠隔地の人々とリアルに会話ができるシステム作りにも力を入れています。今回の成果をそういったシステムの開発にも生かしていきたいと考えております。
高汐一紀研究室(SFC Sociable Robots Lab.)
一般社団法人電子情報通信学会クラウドネットワークロボット研究会(受賞情報)
発信者:湘南藤沢事務室 総務担当